現代社会はストレス社会とも言われていますが、実は太古の時代からストレスはありました。「ストレス」という言葉で表していなかっただけなのです。
赤ちゃんや動物にはストレスがないと思う人もいるかもしれませんが、彼らには彼らなりのストレスがあるといいます。
私たちにとってストレスは、切っても切れない関係にあるといっても過言ではないでしょう。
また、適度なストレスは生きていく上で必要であると断言する人もいます。
例えば、定年退職した人が急に老け込んでしまうというのはよく聞く話です。
何もすることがなくなると気力もなくなり、虚しさを感じることにもなるでしょう。
適度な負荷と捉えてみるといいかもしれませんね。
いっぽう、過度のストレスは心身の健康に大きな影響を及ぼします。
風邪は万病のもととよくいわれますが、過度のストレスも万病のもとになり得るのです。
そんなストレスと上手に付き合っていくことが、これからの私たちの課題でもあるといえましょう。
この記事では生活の一部として、楽しみながらストレスを解消できる方法をご紹介します。
40代女性におすすめのストレス解消法ご紹介
ここからは、40代女性におすすめのストレス解消法をみていきましょう。
運動や生活リズム、マインドフルネスを例としてそれぞれあげていきます。
運動でストレスを発散する
体を動かす解消法からみていきましょう。
運動して汗を流すのはとても気持ちがよく、心身のリフレッシュにもなりますよね。
学生の頃運動部に所属していた人も、そうではなかった人も、体を動かす心地よさはご存じでしょう。
手軽に1人でできるものから、多人数で行うものまで選択肢は無限にあります。
スタジオでのダンスやエアロビクスも楽しいものです。
ヨガでイライラを改善する
呼吸法と瞑想で心身を安定した状態にしていきたい人におすすめなのが、ヨガです。
場所をとらず、道具も最小限ですむヨガは現在も高い人気がありますが、驚くことに紀元前の古代文明の時代からあったそう。
現在の形となっているヨガのポーズが体系的に組み込まれるようになったのは、紀元後12〜13世紀ごろと言われています。
これに呼吸法を併せたものが、私たちがイメージする現代のヨガと言えるでしょう。
ヨガの歴史を探ってみるのも面白いかもしれませんね。
そもそもヨガとは、心に働きかけるもので「心の作用を止める」という定義になります。
メンタル面を安定させることを目的としたものでもあるのです。
ピラティスで体のだるさを解消する
ピラティスは近年とても人気が上がってきており、ストレス解消にもなります。
身体機能の向上や、身体の歪みや位置などを整えていくことを目的としたものがピラティス。
健康的でしなやかな身体を作りたい方、姿勢を改善したい方におすすめです。
ダンスでストレスを吹き飛ばす
ダンスはお好きですか？ 思い切り踊るとストレスを吹き飛ばせます。
数年前から、人気楽曲のサビ部分の振り付けを踊る「ダンスチャレンジ」が流行っていますよね。
一曲全部は無理でも、サビ部分だけなら覚えられるということで、とても人気があります。
誰でも参加でき、見る方も楽しめるものです。
1人でも手軽に自宅でもできるものから、スタジオで踊るダンスもいいですね。
このようにたくさんの種類がありますし、ダンススタジオも増えてきました。
ぜひお近くのスタジオを覗いてみてください。
振り付けを覚えるのに身体だけでなく頭も使いますし、仲間もできていいことづくしです。
生活のリズムを整えてストレスを解消する
ここからは、生活のリズムの整え方をみていきましょう。
あなたは朝型人間ですか？ それとも夜型でしょうか。
平日は朝型だけれども、週末は夜更かししてしまう方もいるでしょう。
筆者の母は大晦日の晩だけは遅くまで起きていますが、生活リズムはまったく崩れません。
逆に筆者はその時の状況に応じて変化させますので、母はすごい、真似できないといつも感心しています。
生活リズムはとても重要です。
朝起きて太陽の光を浴びることは大切なこと。
体内時計を整えてくれますし、気持ちもリフレッシュし、心にも身体にも良いのです。
規則正しい食生活を心がける
生活リズムを整えるのに、朝食を摂るのはとても有効です。
あなたは朝食を召し上がっていますか？
さまざまな健康法があり、朝食を食べない方もいらっしゃいますし、そのようなダイエット法も耳にしたことはあります。
しかし、軽くでも朝食を摂り、1日をスタートさせるのは気持ち的にもいいものです。
夜遅くまで起きていて夜食を食べてしまい、小さな後悔をすることもあるのではないでしょうか。
朝食を摂るということは、その分早起きをしなければなりません。
「早起きは三文の徳」ということわざを聞いたことがありますよね。
あぁ、確かにそうだな、と思ったことは誰にでもあることでしょう。
食事の時間も大切です。
お仕事の関係で、食べられるときに食べる、という方もいらっしゃるでしょうが、できるだけ、同じ時間に食事を摂るようにしたいものです。
夕食は寝る3時間前には済ませるとよいとされています。
食事の内容も1日単位ではなく1週間単位でいいので、バランスよく摂れるように心がけてください。
ぐっすり眠れる睡眠環境をつくる
毎日ぐっすりと眠れていますか？
不眠で悩む方が多くなっている印象があります。
その背景には、現在では欠かすことのできないスマートフォンやタブレットなどの見過ぎが原因となっていることも。
「ブルーライト」という言葉を聞いたことがあると思いますが、人間の体はブルーライトを浴びると目覚めると言われていて、体内時計を整えてくれる重要なものです。
ということは、寝る前にブルーライトを浴びると身体が目覚めてしまう、ともいえます。
睡眠リズムが乱れてしまい、寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりして翌朝の目覚めが悪くなるといった、睡眠の質にも影響があるようです。
そして、枕は合っていますか？ 枕もとても重要です。
枕ジプシーの方も多いようです。
枕専門店があるくらいなので、朝起きた時に首や肩に痛みを感じたり、枕のせいで熟睡できていないと思われる方は利用してみるのもいいかもしれません。
また、寝室の照明が適切かどうかも大切な要素となります。
安眠には真っ暗が良いとされていますが不安に思う方もいますので、そこは適宜対応するといいでしょう。
室温や湿度の管理も大切ですね。
可能であれば空気清浄機を設置するのもいいと思います。
お風呂にゆっくりとつかる
入浴の時間は癒しの時間でもあります。
子供が小さい頃はお風呂から出たらまずは子供に手をかけますので、ご自分のケアは後回しですし、髪もゆっくり乾かせなかったりします。
しかし、お子さんに手がかからなくなってきている方は、この時間は至極の時間になりますよね。
お気に入りの入浴剤を使って癒しの時間を与えてあげましょう。
粗塩でも岩塩でもいいのです。柑橘類の干した皮もいいですね。
もちろん、何も入れなくてもOK。要は、自分がリラックスできれば大丈夫。
半身浴もいいでしょう。ぬるま湯に胸の下あたりまでゆっくりとつかります。
マインドフルネスで気持ちを落ち着かせる
「マインドフルネス」という言葉は最近よく聞くようになりました。
「マインドフルネス」とは「今・この瞬間」の自分の心身や周りの状況等に集中できるような精神状態を作っていくことで、その手法として「瞑想」が用いられるものです。
その状態が作れるようになると、物事をあるがままで見られるようになります。
スマホの機能にもあって「マインドフルネスの時間を取りましょう」なんてお知らせをしてくれるものも。
「色眼鏡で見る」という言葉がありますが、自分の物差しで、自分だけの価値観で見てしまうことですよね。
マインドフルネスを身につけられるようになると、その「色眼鏡」を外した状態で物事や相手の考えをあるがままに見られるようになる、とのこと。
「色眼鏡」で見えていた、つまり自分の思い込みで感じていた不安やストレスから解放されることになります。
40代女性にありがちなストレスとは
ここからは、40代女性にありがちなストレスを考えていきましょう。
これらを克服していけるようにしたいものです。
いつも疲れがとれない
いつも疲れがとれない方は、原因を考えてみましょう。
20代の頃のような体力がなくなってきて、お仕事をされていれば責任のあるポジションに就いていたりします。
身体の問題、心の問題。それらは複合的なものが多いです。
自分の力だけでは解決できないことが多いでしょうから、お医者様の助けやアドバイスに頼るのもひとつの方法です。
小さなことでいらいらする
些細なことでもいらいらしてしまうこと、きっと誰にもあると思います。
ですが、つねにそのような精神状態ではご自身も苦しいですよね。
40代の女性はさまざまな問題を抱えていることでしょう。
家族のこと、仕事のこと、そして、更年期を迎える時期の自身の体調など。
自分のための時間を作り、その原因を探っていくと案外解決法が見つかるかもしれません。
同じ悩みを持つ方は、あなただけではありませんよ。
大丈夫、誰もが通る道でもあります。
やってはいけないストレスの解消法とは
お酒を大量に飲む
ストレス発散のためにお酒をたくさん飲んでも、本当にストレスから解放されますか？
逆に自己嫌悪に陥るのではないでしょうか。
お酒をたしなむ人は多いと思いますが、確かに家族や友人たちとワイワイしながら飲むお酒は楽しいです。
仕事が終わって、ほっと解放される時のお酒も格別だと思います。
しかし、お酒の恩恵を得られるのは適量を摂取した時だけです。
今はもうみられなくなりましたが、お酒の一気飲みなど、その場の雰囲気や勢いに流されてしまう場面もありました。
その瞬間だけです、楽しいのは。
タバコを吸う
ストレス解消のためにタバコを吸うのは身体に良くないだけでなく、タバコを吸わない人へも悪影響になります。
タバコを吸う方は、タバコがないといらいらしたり禁断症状が出たりします。
タバコはお酒と違って、身体にいいことなど何一つありません。周りの人にも煙を強制的に吸わせているのです。
ストレスを解消するためにタバコを手にしてしまうのなら、他のことを選んでみませんか？
もっと自分の身体が喜ぶような素敵なものを。
ギャンブルに走る
ギャンブルといえば、パチンコ・競輪・競馬などでしょうか。
ギャンブルには依存性があるといいます。
一度ハマると抜け出せないのでしょうね。
ギャンブル依存症はときどきテレビなどでも話題になりますが、危険性を帯びているでしょうから、近づかない方が得策かと思います。
やけ食いをする
やけ食いをしても、本当に本当に後悔しか残りませんね。
食べている時は最初はいいでしょう。美味しいもの、好きなものを食べられるのですから。
でも、やけ食いとはそうではないですよね。
お腹が空いていないのに、何かを口にしていないと不安だったり、食べている時だけは嫌なことを忘れられたり、そういう理由で食べ続けるのでしょう。
だけど、本当に嫌なことを忘れて食べているのでしょうか？
嫌なことを忘れられている状態ならば、そんなことはしませんよね。
ストレスを発散しようとやけ食いをしても、罪悪感が生まれたり太ったりしてしまうだけで、逆にストレスになってしまうでしょう。
ストレスの発散方法がわからない方はハピシェアをチェックしてみてください
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ストレスを吹き飛ばし、いつも明るいあなたの笑顔で照らしていってください。
