「自己肯定感」というワードは最近よく使われる言葉ですね。
自己肯定感をあげるセミナーも多く目にするようになりました。
あなたは「自己肯定感」は高いと思われていますか?それとも低いと思っていらっしゃるでしょうか。
自己肯定感は自信の表れでもあると考えられます。
また、自己肯定感が低いということは、自己評価も低めであるともいえますが、自信過剰にならず、まだまだだと思っているともいえましょう。
ということは、自己肯定感が低いのはマイナスだけではなく、プラスに変換できる要素も多分に含んでいると思うのです。
そこで、自己肯定感というものを分析し、自分を知り、今よりもっと生きやすく過ごしていけるよう、意識を変えていける方法等をご紹介していきたいと思います。
自己肯定感の意味とは
自分に対する評価のことであり、ありのままの自分を肯定的に受け入れている感覚のことを「自己肯定感」と言います。
1990年代に生まれた比較的新しい言葉であり、特に若い人のあいだで使われる機会が増え、現在ではよく使われる言葉にもなっています。
自己肯定感は、他人と比べたりせずに自らをかけがえのない存在として認め、前向きに生きていくために大切な感覚です。
自己肯定感が高い人は、以下のような特徴があります。
新しいことに挑戦する時に失敗を過剰に恐れることなく、心にも余裕があります。
とはいえ、必ずしも「自己肯定感が高い人=優れている人」というわけではありません。
人より優れたところが多くあっても自己肯定感が低い人もいますし、その逆もしかり、です。
40代で自己肯定感が低いと感じる要因
自己肯定感が低いと感じるのは幼少期の環境が要因となっていることが多いようです。
いくつかの例をあげてみます。
それぞれ説明しましょう。
親に構ってもらえなかった
幼少期の経験は、自己肯定感に大きな影響をもたらします。
例えば、長女として生まれたが親の意識や注意はいつも下の子に向いていたり、親が忙しくてあまり話を聞いてもらえなかった、など。
幼い頃の寂しかった経験は大人になっても深く根付いてしまい、自己肯定感がずっと低いままになってしまうこともあります。
褒められた経験が少なかった
他者から褒められたり認められる機会が少なかった、というのも自己肯定感が低い要因になります。
過保護に育てられた
親から否定されるのではなく、過保護に育てられた場合も自己肯定感は低くなりやすいといえます。
親が過剰に介入し子どもの権利が奪われてしまうと、「否定されている、尊重されていない」と感じ、自己肯定感が下がってしまう要因となります。
また、それ以外に考えられる要因は、以下のようなものがあげられるでしょう。
40代で自己肯定感が低い人の特徴
これまでは自己肯定感の低い人全般を挙げてきましたが、40代女性の場合を見ていきたいと思います。
自己肯定感が低い人には以下のような特徴があります。
それぞれ説明しましょう。
「どうせ私なんて」が口癖になっている
自己肯定感が低い女性の中には、自己評価が低く自分に自信がない人が多いようです。
そのため褒められても素直に受け取れなくて「どうせ私なんて」が口癖のようになってしまっているのでしょう。
他者への評価が厳しい
自己肯定感が低い女性は自分に厳しく、良いところよりも悪いところばかりに注意が向くため、他者へも厳しい目を向ける傾向があるようです。
良いところを認めるのが怖い心理が働くのかもしれません。
人を頼ることが苦手
人を頼ることが苦手なのも、自己肯定感が低い女性に見られる特徴のようです。
相手に迷惑がかかると思ったり、断られるかもと恐れたり、最初から諦めてしまっている場合もあります。
自己肯定感の反対は自己否定感
自己否定感とは「自分の存在や考え方、価値観を否定する感情」です。自己肯定感の対義語であり、自尊心の低さが原因となって現れる感情ともいえるでしょう。
自己否定感は自分の行動や価値観を見直すという良い一面もあります。
しかし必要以上に自分の存在や価値観などを否定する感情はネガティブにもなりますし、行動の抑制に繋がるケースもあるため、コントロールが必要となります。
自己肯定感は高められる?大人も手遅れではない
自己肯定感には子どもの頃の環境が影響しています。
とはいえ大人になってしまったからといって諦める必要はありません。
過去があって現在の自分があるのですから、現在の自分が変われば未来の自分に大きな影響を与えることでしょう。
自己肯定感を高めるメリット
自己肯定感を高めるメリットについて、いくつかご紹介していきます。
この他にも数え切れないくらいのメリットがあります。
それらを見つけていくのも良いのではないでしょうか。
それぞれ説明しましょう。
失敗しても前向きになれる
自己肯定感が高ければ、たとえ失敗してしまった時もネガティブになりすぎずに気分を切り替えることができます。
きちんと反省をしたり、同じ失敗をしないようにどうすればいいのか考える方が建設的です。
失敗は成功のもとという言葉がありますね。ピンチはチャンスでもあるのです。
他人に振り回されなくなる
自己肯定感を高めると、人の顔色を伺うことなく自分で考えて決められるようになります。
自分と他人は違うのだ、という考えを持てるので、無理して周囲に合わせる必要もないためストレスも感じにくく過ごせるようになります。
自然な人間関係を築ける
自己肯定感を高めれば、自然体で他者と付き合えるようになります。
自己肯定感が低いと他人との調和を意識しすぎたり、自分の考えを押し殺すようになってしまいます。気を遣うこととは意味合いが違います。
自己肯定感を高めれば、他人と意見が違うことを恐れずに自己主張ができるようになります。
幸福を感じられる
自己肯定感を高めるとたとえ落ち込んだとしても早めに立ち直れるので、悩んだり苦しんだりする時間も短くなり、前向きに考えられるため幸せを感じやすくなるのです。
40代からも自己肯定感を高める方法7選
自己肯定感をあげるのに、制限も制約もありません。
いつからでも今からでも高めることができるのです。
それらの方法をご紹介していきます。
ありのままの自分を受け入れる
「もう若くはないから」と何かを諦めていませんか?
年をとったのではなく、年を重ねてきたのです。
そして、これからの人生、今が一番若いのです。
「もうあの頃のように綺麗ではないから」と思うことはありませんか?
今のあなたはとても素敵です。
これまで頑張って生きてきたのです。
人と比べる必要はありません。あなたはそのままのあなたでいいのです。
親御さんはきっと、そのままのあなたを愛しています。
ポジティブな考え方や行動で自信をもつ
例えば何か失敗してしまった時。
次に同じことを繰り返さなければ良いのではありませんか?
そして、その失敗の経験が役に立つこともあります。
それはおそらく、のちの自信となってあなたを助けてくれるでしょう。
様々な経験はとても大事で尊いものです。
その時は悲しくて苦しくて辛くても、それがあったから今があるのだと思える日はやってきます。
その積み重ねで、日々を過ごしていければ良いと思いませんか?
昨日より、昨日を乗り越えた今日のあなたの方が輝いているのです。
自分と人をくらべない
人と自分を比べて、何かいいことはありますか?
殆どありませんよね。
自分は自分、人は人、です。
自分の価値観、人の価値観も同じではありません。
幸せなことを見つける
些細なことでいいのです。
例えば、美味しいものを食べた時。素敵な服を見つけた時。
夢中になれる推しができた時。
幸せは自分次第です。
今こうして生きていること、衣食住が脅かされていないこと。
会話をする相手がいること。仕事があること。家族がいること。
どれもが尊くて大切で幸せなことではないでしょうか。
趣味をもつ
趣味を持ち、好きなことに没頭できる時間があるのは、とても素敵です。
読書や映画、ライブ鑑賞、スポーツ、旅行など、気になることに少しずつチャレンジしてみましょう。
同じ趣味を持つ人と仲良くなれたら、もっともっと楽しくなると思います。
自分が好きなことをする
自分が好きなことをする時間を設けましょう。
時間を捻出するために色々工夫したり考える時間も楽しいですね。
そんな自分のことが愛おしく大切に思えてくると思います。
たくさん笑う
お笑い番組でもなんでも良いと思います。
気の合う友人とのおしゃべりとか、ペットとの触れ合いとか。
テレビを通さなくてもスマホで簡単に色々な動画を見ることができる時代です。
お気に入りチャンネルを登録したり、ネタ帳を作ったり、笑うことは健康にもいいのです。
40代の自己肯定感を上げる具体的なやり方
それでは、具体的にどのように自己肯定感を上げていけば良いのか、いくつか例を挙げて見ていきましょう。
紙やノートに書く
自己肯定感を高めるためには、ノートに書き出したり日記をつけるのがオススメです。
誰かに聞いてもらうと少し気分がスッキリします。
気持ちを吐き出した自分の言葉に、何か気づいたりしたことはありませんか?
同じように書くという行為はとても大事です。
書きながら、あるいは後から自分の書いたものを見て、改めて気づくこともあるでしょう。
その上で反省したり、次はこうしよう、と前向きに考えられたりするのです。
気持ちの整理もついてきますし、同じような場面に直面しても少しずつ成長している自分を発見するかもしれませんね。
自分で書いたものを改めて読むと俯瞰的に捉えられるようになります。
感想などのコメントを入れてみても面白いかもしれません。
その時はきっと、使う言葉も前向きになっているはずです。
自分をほめる
あなたは自分を褒めていますか?
人に褒められるととても嬉しいですよね。気恥ずかしかったりもしますけれど、ちゃんと見ていてくれたんだな、と思えると自分が愛おしくなりませんか?
人に褒められなくても、些細なことでも自分を褒めるのです。
そうしているうちに、人のことも褒められるようになります。良い部分を見つけるのが得意になります。
良い部分を見つけるのが得意になると、自分にも他人にもあたたかで優しい気持ちになれるでしょう。
友だちや家族に相談する
嫌なことがあった時、誰かに聞いてもらえるとスッキリしたり気持ちが落ち着いたりします。1人では解決できないことが起きても、誰かに相談すれば解決への糸口が見つかることもあります。
他の人の価値観を知ることにもなるでしょう。気づきも多いと思います。
気がついたらいつの間にか、あなたが相談される側になっているかもしれませんね。
気分が明るくなるような服を着て出かける
お気に入りの服を着ると気持ちがあがりますし、自然と表情も柔らかくなりますよね。
新調しなくても手持ちの服でもいいのですが、自分へのご褒美に奮発してもいいですね。
素敵な組み合わせを考えて、アクセサリーや小物もコーディネートして、街に出かけてみてください。
楽しめる運動をする
身体を動かすことはお好きですか?
ジムやスポーツサークルに入らなくても、ストレッチをしたりウォーキングしたり、適度に汗をかくととても気持ちいいですよね。
今流行りのダンスチャレンジで、好きな曲のサビ部分を踊ってみてもいいですね。
アウトドアでの運動は景色や空気の心地よさにも触れることができます。
運動は気持ちのリセットやリフレッシュにもなります。心身の健康のためにもオススメです。
旅行をする
旅行は非日常的な空間に身を置くことができ、景色や旅先での出会いなど、ワクワクするようなことで溢れています。
旅館なら上げ膳据え膳でのんびりするのもいいでしょうし、ホテルならラグジュアリーな雰囲気も楽しめますし、気持ちの切り替えもスムーズに行きます。
この旅行ができた自分を褒めてあげましょう。
40代からも自己肯定感を高めよう|ハピシェアなら新しい自分が見つかる!
日本人は自己肯定感が低めの人が多いように思います。
その背景として、謙遜を美徳とする文化が日本にはあったからではないでしょうか。
しかし、謙遜とは自分をへりくだって相手を上げるということ。
「愚息」「愚妻」「粗品」などの言葉もありますし、手土産などは「つまらないものですが」などと言葉を添えたりして渡します。文章では「ご笑納ください」と表しますね。
それらは慣習として現在でも根付いていますので、深く考えずにそういうものだと思って使っている方もいるのではないでしょうか。
現代では「美味しかったので」というプラスの言葉を添える人が多くなってきたように思いますし、配偶者や家族を誇りに思う気持ちで表す人も増えてきています。
とても良い風潮になってきたな、と思います。
さて、そのように時代はどんどん変わっていきます。
子育ても終わりが見えてきて自分の時間が少しずつ増えてきた40代女性たちが自己肯定感をあげて、自分大好きになっていくことは素敵なことではないでしょうか。
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