コロナがだいぶ落ち着き、海外旅行する人が増えてきた今日このごろ。日本人に人気のハワイも、コロナ禍前の活気が戻ってきています。
円安や物価高の影響が気になるところではありますが、久しぶりの海外旅行先としてハワイはいかがでしょうか。
ハワイは年間を通してすごしやすく、海がきれいで買い物や観光も楽しめます。また日本語が通じやすいので、海外旅行が初めての方にもおすすめです。
そこでハワイの主要4島について紹介します。また、おみやげやお得な情報を私の体験も交えながらご紹介するので参考にしてください。
オアフ島だけがハワイじゃない|ハワイの主要4島をご紹介
ハワイと聞いて多くの人が思い浮かべるのは、ワイキキのあるオアフ島ですよね。
そのほかにもハワイには、観光できる島があるのをご存じですか?事実、私もハワイに行くまでは知りませんでした。
ハワイは太平洋のほぼ中央に位置するアメリカ最南端の州です。ハワイ諸島と言われるだけあり、約132の島があります。
その中でも観光客が訪問できるのは6島(オアフ島、ハワイ島、マウイ島、カウアイ島、ラナイ島、モロカイ島)だけです。今回はその中でも訪れる人が多い、主要4島についてお伝えしていきましょう。
みんながイメージするハワイ「オアフ島」
ハワイの象徴とも言えるダイヤモンドヘッドのあるオアフ島。別名「ギャザリング・プレイス(集いの島)」と呼ばれています。名前の由来は、ハワイの中で一番人口が多い島であり、観光客でにぎわっていることからです。
オアフ島には、都会的なホテルが多くリゾート感あふれるワイキキだけでなく、のどかな雰囲気のノースショアなど人気の観光エリア・スポットがたくさんあります。
その中から、おすすめの観光スポットを3つ厳選しました。
オアフ島といったらココ!【ダイヤモンドヘッド州立自然記念公園】
ホノルル空港に降り立つと目に入ってくるダイヤモンドヘッド。
ワイキキからは車で東に10分ほどのところにあります。遠くから見るだけでもきれいですが、山頂まで登って見られる景色はひと味違います。
以前は予約なしでも入場できましたが、2022年5月からオンライン予約と入場料支払いが必要になりました。訪問する日の14日前からオンライン予約が可能です。
日本語での予約方法についてはコチラが参考になります。
息をのむほどきれいな海が見える【ハナウマ湾自然保護区】
ブルーのグラデーションがとてもきれいなハナウマ湾。
オアフ島の東側にあり、ワイキキからは車で20分ほどです。シュノーケリングスポットとして大人気ですが、海洋生物保護区域に指定されています。
コロナ禍で訪問する人が減った結果、透明度が高くなったそうです。その透明度の維持や水質保全するために、2021年4月からオンラインによる予約を導入しています。来場する48時間前から、入場する際に必要な教育ビデオの視聴を予約できますよ。
日本語での予約方法についてはコチラをご覧ください。
ジュラシックパークの舞台となった【クアロア・ランチ・ハワイ】
クアロア・ランチ・ハワイはオアフ島の北東部に位置し、古代ハワイでは王族しか立ち入れなかった聖なる大地です。
ワイキキからは車で50分ほどのところにあります。大自然の中でさまざまなアクティビティを楽しめるだけでなく、映画やテレビのロケ地となった場所を見学できることで人気です。
詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください。
生きている地球を感じられる「ハワイ島」
今もなお活動している火山のあるハワイ島。2018年に起きたキラウエア山の噴火は日本でもニュースになりました。
ハワイ島の別名は「ビッグ・アイランド(大きな島)」。その名のとおりハワイ諸島の中で一番大きな島です。
黒い溶岩台地が広がる景色は、オアフ島とはまったく異なります。世界にある全気候帯17のうち11の気候帯が存在しているのも、ハワイ島の大きな特徴です。
富士山よりも高い、標高4,205mのマウナケアでは雪が降ることもあります。ハワイ島の自然を満喫できる、おすすめの観光スポットを3つ選んでみました。
迫力あふれる火口が見られる【ハワイ火山国立公園】
世界でも有名なキラウエア火山があるのがハワイ火山国立公園です。
ハワイ島東部にあるヒロ国際空港から車で40分ほど。ぽっかりとあいた火口は圧巻で、自然のすごさを感じられます。日本では見られないハワイ島ならではの光景です。
詳しくは、公式ウェブサイト(英語)をご覧ください。
黒い溶岩台地が広がる道路【チェーン・オブ・クレーターズ・ロード】
見渡す限り黒い溶岩が広がっている中、ドライブできるのがチェーン・オブ・クレーターズ・ロードです。
ハワイ火山国立公園内の道路から、海まで約30km続いています。ドライブの途中で車を停めて、溶岩台地を歩けるのは貴重な経験です。
私はツアーを利用して行きましたが、溶岩の上で寝ころんでいる姿を写真に撮りました。
いま改めて見ると、すごい経験ができたなと感じます。
詳しくは、公式ウェブサイト(英語)をご覧ください。
山頂付近まで車で行ける、富士山より高い山【マウナケア】
ハワイで一番高い山マウナケアの標高は4,205mです。
富士山よりも高い山なので、冬になると雪が降ることもあります。ハワイで雪が降ると聞くと、信じられないと思う方がいるかもしれませんね。
マウナケア山頂付近は空気が澄んでいて天体観測に適しているため、日本やアメリカなどが運営する天文台が13もあります。そして天文台がある山頂近くまでは車で行けるため、サンライズ・サンセットや星空を見るツアーがあるのです。
私は2008年にハワイ島を訪れた時、星空とサンライズを見るツアーに参加しました。
その時に見た満天の星はいまでも忘れられません。
ふだん見られない小さな星がキラキラと輝いて、本当に感動したのを覚えています。
ハワイ島のなかでも、一番におすすめしたい観光スポットです。
詳しくは、公式ウェブサイト(英語)をご覧ください。
ホエールウォッチングが有名な「マウイ島」
オアフ島やハワイ島と比較すると、日本でマウイ島はあまりなじみがありません。それでも、2023年夏に起こった山火事のニュースによって、初めて知ったといった方が多いのではないでしょうか。
マウイ島の別名は「ヴァレー・アイランド(渓谷の島)」と「マジック・アイランド(魔法の島)」の2つです。ハレアカラ国立公園を代表に、大自然に恵まれています。海も同様で、冬にはクジラが訪れます。
その一方で洗練されたリゾートが点在し、ゆっくりと快適な滞在を楽しめるマウイ島。さまざまな体験ができ、まるで魔法にかけかれたような時間をすごせるのです。
そんなマウイ島のなかから、おすすめの観光スポットを3つご紹介します。
マウイ島で一番高い山がある【ハレアカラ国立公園】
標高3,055mとマウイ島で一番高い山、ハレアカラがあるハレアカラ国立公園。ハレアカラはハワイ語で「太陽の家」という意味です。
その名の通り、日の出がきれいに見られるスポットとして大変人気があります。そして赤い岩肌の山頂付近は火星のような風景が広がり、異空間に来たような感覚です。
ハワイ島のマウナケアと同じく、山頂近くまで車で行けるのでサンライズや星空観賞ツアーなどがあります。個人で行くことも可能ですが、ハレアカラ山頂から日の出を見るには予約が必要です。
日本語での予約方法については、コチラを参考にしてください。
ハレアカラの中腹にあるのどかな町【クラ】
ハレアカラに向かう途中にあり、農園や植物園が有名な町がクラです。見学できるだけでなく、豊かな火山性土壌で育った農作物の収穫体験ができる農園もあります。
またクラロッジという施設は、絶景レストランがあり宿泊もできるので人気のスポットです。(公式ウェブサイトはコチラ)
クラロッジの敷地内には「クラ・マーケットプレイス」というお店があり、マウイならではのおみやげが買えます。のどかな雰囲気が魅力的なクラの町、のんびりすごしたい方におすすめです。
特徴的なイアオ・ニードルがある渓谷【イアオ渓谷州立公園】
マウイ島に行ったら見逃せない観光スポットがイアオ渓谷州立公園です。壮大な景色が魅力的なだけでなく、マウイの王族が眠っているとも言われる神秘的な場所です。
公園内にはイアオ渓谷の象徴「イアオ・ニードル」があり、名前のとおり針(ニードル)のようにそそり立っています。イアオ・ニードルまでは舗装された歩道があり、展望台までは20分ほど。
体が元気なうちに訪れて、展望台からイアオ渓谷の景色を楽しみたいですね。他の州立公園と同じく、入場するには2023年の春から予約が必要になりました。
日本語での予約についての説明はコチラをご覧ください。
緑があふれ大自然を満喫できる「カウアイ島」
おそらく日本では、マウイ島よりも知られていないのがカウアイ島です。
カウアイ島は「ガーデン・アイランド(庭園の島)」と言われるだけあり、緑が豊かで昔ながらのハワイを体感できます。主要4島の中では一番古くできた島のため、長い年月をかけて造られた渓谷や険しい山々には圧倒されるでしょう。
またのんびりとした町並みと、昔なつかしさも感じられる雰囲気が魅力の島でもあります。
自然が造りだした絶景が見られる【ナパリ・コースト】
カウアイ島の北西部約27kmにわたる、断崖絶壁の海岸線ナパリ・コースト。長い年月をかけて雨や風による浸食からできた、カウアイ島屈指の絶景です。その雄大な景色は、ボートやヘリコプターによるツアーで体感できます。
私はボートツアーを利用したので、神秘的な洞窟などの景色だけでなく、イルカやクジラも見えました。またカウアイ島に行けたら、今度はヘリコプターツアーを利用してみたいです。
ハリウッド映画の撮影地として有名な植物園【アラートン・ガーデン】
アラートン・ガーデンはカウアイ島の南部にある植物園で、NPO団体ナショナル熱帯植物園(National Tropical Botanical Garden)に管理されています。
海に面した広大な敷地内にはエキゾチックな植物や彫刻などがあり、洗練された庭園デザインが特徴です。また「ジュラシックパーク」や「パイレーツオブカリビアン」の撮影地としても知られています。
園内ではガイド付きのさまざまなツアーがあるので、ぜひ参加してみましょう。
太平洋の「グランド・キャニオン」を体感できる【ワイメア渓谷州立公園】
カウアイ島の西部にあるワイメア渓谷州立公園は「太平洋のグランド・キャニオン」と言われるワイメア渓谷を中心とした観光スポットです。
展望台から見るワイメア渓谷は圧巻で、何百万年という歳月をかけて風雨などで削られてできた渓谷であることがわかります。
公園内には展望台がいくつかあり、ドライブの途中で景色を見ることも可能です。トレイルもあるので、体力のある方はチャレンジしてみましょう。
これがおすすめ!ハワイのおみやげ
ハワイのおみやげというとマカダミアナッツが有名です。一度はもらったことがある人も多いのではないでしょうか。
もちろんマカダミアナッツは定番で人気もありますが、それ以外でおすすめしたいおみやげをご紹介します。
パイナップルの形がかわいい【ホノルルクッキー】
パイナップル形の見た目がかわいくて、フレーバーも豊富な「ホノルルクッキー」。最近は日本でもコストコやYahoo! Japanで買えるようになりました。
ハワイの店舗では季節限定のフレーバーが販売されています。おいしいだけでなく、パッケージもかわいいので喜ばれそうです。
コーヒー好きに喜ばれる【コナコーヒー】
「コナコーヒー」はブルーマウンテン、キリマンジャロとならぶ世界3大コーヒーの1つです。コーヒー好きな方ならご存じの方も多いでしょう。
「コナコーヒー」とはハワイ島西部のコナ地区で収穫される豆を使ったコーヒーです。生産量が非常に少なく、希少価値が高いコーヒーともいわれています。
日本でも買えますが、値段も高く種類も多くありません。ハワイでしか買えないものもあるので、いろいろ買ってテイスティングするのも楽しそうですね。
自宅でもハワイを感じられる【CocoNene(ココネネ)】の雑貨
「CocoNene(ココネネ)」はメイド・イン・ハワイの雑貨を販売しているお店です。オアフ島に4店舗、マウイ島とハワイ島にそれぞれ1店舗あります。
店内にはフォトフレームやコースターといったさまざまな木製の雑貨がディスプレイされており、見ているだけでも楽しい気持ちになります。
特に目を引くのは「ロングボード・レターズ」といって、自分好みにカスタマイズできる置き物です。ベースとなるサーフボード形の板に好きな文字やアイテムを組み合わせられます。
世界に一つだけのオリジナルのおみやげになり、自分へのおみやげとしてもぴったりでしょう。自宅に「ロングボード・レターズ」があるだけで、ハワイを感じられそうです。
例えばこんな感じです。(こちらは私が実際に買ってきたもの)
ハワイで使える耳より情報
ハワイに行くなら、知っておいて損はない情報をお伝えします。買い物や観光する時に役立つので、ぜひ参考にしてください。
持っていると便利なクレジットカード
海外旅行に行く時、クレジットカードを持っていく方は多いですよね。
以下のカードは、ハワイでお得なサービスや特典が受けられます。
JCBカード | ・カード提示でワイキキトロリー(ピンクライン)の乗車賃が無料 (2025年3月31日まで、サービス延長の可能性もあり) ・カード利用とクーポン提示で割引や特典がもらえる ・カード提示でホノルルにある2か所のラウンジが使える |
楽天カード | ・カード利用とクーポン提示で割引や特典がもらえる ・カード提示でホノルルにある2か所のラウンジが使える |
ダイナースクラブカード | ・カード提示でLea Leaトロリー『1日券(1日乗り放題パス)』を無料でもらえる(2024年7月31日まで) |
これらの特典を使わなくてはもったいないですよね。カードを持っている方は、積極的に活用しましょう。
会員カードを作るとお得に買い物ができるお店
日本人でも会員カードを作れば、セール品が割引価格で買い物できるお店があります。会員カードを作るのは少しハードルが高いように感じるかもしれませんが、電話番号やメールアドレスなどの登録だけでOKです。
私がよく利用するお店をご紹介します。
Longs Drugs(ロングスドラッグ) 参考:ハワイ州観光局公式ポータルサイト allhawaii | ・アメリカの大手薬局チェーン ・薬の他に、食品やおみやげなども販売 ・クーポンや割引券をもらえることもある |
Foodland(フードランド) 参考:ハワイ州観光局公式ポータルサイト allhawai | ・ハワイ最大のスーパー ・ポイントがたまる($1ごとに1ポイント) |
SAFEWAY(セーフウェイ) 参考:ハワイ州観光局公式ポータルサイト allhawai | ・アメリカ最大級のスーパー ・カウンターで会員カードをすぐにもらえる ・多くが24時間営業 |
ハワイの物価は高いので、会員カードを作ってお得に買い物を楽しみましょう。
心いやされるハワイへ
ここまでハワイについてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。
私が初めてハワイに行ったのは10年ほど前でした。ハワイに行くまでは、「日本人が多いし、海外に行くならハワイじゃなくていいかな」と思っていました。
それが実際にハワイに行ってみると、リピーターになる人が多いという事実に納得。「海や山などがきれいで自然がゆたか」「魅力的な観光スポットがたくさんある」など、理由は人それぞれあるかと思います。
私は何より、心がいやされるハワイの雰囲気が大好きです。
「百聞は一見にしかず」
まだハワイに行ったことがない方は、ぜひ行ってみてくださいね。